「実験奇薬自宅療法」中の動物薬  その3

「実験奇薬自宅療法」中の動物薬  その3

第192回

中風の始めで、痰がごろごろいうもの
◎牛黄(ゴオウ:牛の胆石)1分を細かい粉にして、お湯で服用するとよい。

中風のメマイ
◎蝉の抜け殻の頭と足をとりさり、少し炒って、2匁ばかりを酒で服用させる。

半身不随
◎蚕の抜け殻、紅花各1匁にシュロの葉1にぎりを、
 水3杯に入れ、1杯に煎じ詰め、
 発病後3日以内に飲ませると、非常に効果がある。

早打ち肩
◎まず患者の後ろに回り、急に肩の堅くこっているところを、
 小刀または陶器のかけらで、切り裂き破り、
 悪い鬱血(うっけつ)を多くだし、
 その人が、意識を回復したら、
 切ったあとの傷口へ、馬糞の汁を塗っておく。
 馬糞がなければ、卵の白身でもよい。

リウマチ
◎ユリの花30ばかりにムカデ1匹をつきまぜて、
 胡麻油に浸して、その油を何度も塗るとよい。

インフルエンザ
◎ミミズに少しの塩を加えて煎じる、

夜盲症
◎ウナギの肝を飲むか、肝油を飲めば治る。

鼻血
◎五倍子(ゴバイシ:虫こぶ)の粉、ミョウバンの末を
 鼻の穴へ、管で吹き入れるか、大根の汁を鼻の中に入れてよい。

胎児が動いて下血
◎鯉を酒で煮て食べると良い。


胞衣(エナ)が下りない時には、
◎卵の白身ばかりを飲ませると良い。

産後のはらの痛むには
◎五霊脂(ゴレイシ:ムササビの糞)の末を白湯にて飲む。

産後のメマイ
◎蝉の抜け殻1匁を重湯で飲む。

崩漏(ホウロウ:子宮よりの出血がはなはだしいもの)
◎アオジ(ホオジロの仲間の鳥)の黒焼きは、諸薬の功がないものに用いるとたちまちに、卓効があるという。

乳腺炎
◎付け薬には、ハマグリのからを粉にして、サイカチの粉を少しまぜ、
 酢を煮て、上の薬を溶いて、乳に塗る。
◎蜥蜴(トカゲ)の生きているのを捕らえて、研いで粉にして、
 患部にぬると、立ち所に、快くなるという。

乳汁不足
◎山蜂の巣の黒焼きを甘酒にいれて、食後食後に飲むと良い。
◎ナマズのミソ汁を食べると良い。
◎キスゴ(キス:魚)の目玉を飲むと不思議に乳が出ると言う。
◎ヤマメを食べると良い。