火傷に対する虫類薬、動物薬   その4

火傷に対する虫類薬、動物薬   その4

第188回

「民間祖伝秘方大全」より

方41
処方:生きているドブガイ1個、冰片適量
用法:いきているドブガイを水で洗い、泥を洗い流す。
小さな木の棒で殻を1mmほど、こじ開ける。
ドブガイの12分の1の冰片を、貝の中に入れる。
3分後に殻の両側から圧力をかけると、液が出て来る。
それを、火傷にぬる。
1日に3~4回。傷の面が乾燥し、傷がふさがったら、停止する。
解説:二度の火傷19例(うち二度7例、浅二度12例)を治療したが、
化膿せず治癒した。
深二度の火傷は、4~7日で治癒し、
  浅二度の火傷は、3~5日で治癒した。
出典:新彊、顔振旗


方43
処方:面条樹(パンの木)葉1000g、五倍子末3g、冰片末15g
用法:五倍子と葉を煎じて膏状になるまで煮る。
火を消してから冰片を加えて混ぜて、
用時に備え、ビンに入れておく。
患部に1日数回塗る。
火傷による大きな水泡がある場合、始めに穴を開けて液を出しておく。
解説:本方は、清熱解熱、消腫止痛の効能があり、常備薬である。
数年間の治療への応用では、火傷に対してよい治療効果が得られた。
出典;広西南寧地区上林県大豊郷皇周村医療站荘族医師李生成先生


方45
処方:コウモリ(蝙蝠)30g
用法:乾燥した蝙蝠の内蔵を除去して、黄色くなるまであぶり、
研いで粉にして、沸騰させた水を加えて、泥状にし、火傷の部分に敷く。
1日1回取り替える。
解説:本方は、火傷治療に、比較的よい効果がある。6~7回で、治癒する。
出典:雲南民族学院郭大昌先生