脱肛に対する虫類薬、動物薬  その1

脱肛に対する虫類薬、動物薬  その1

第187回

セミの抜け殻、象の皮、ミミズは脱肛の特効薬

「民間祖伝秘方大全」北京科学技術出版社、呉静先生、陳宇飛先生編。1993年
には、面白い処方が、多く記載されています。


「民間祖伝秘法大全」より、

処方:ドジョウ100g 庶糖10g
用法:庶糖を活きている泥鰌の上にふりかける。
   3時間弱後に、粘液を取り出し白湯で服用する。
   1日1回。
解説:本方は、イ族民間に長く伝えられた脱肛を治療する処方で、
   治療効果は顕著である。現代での研究によれば、
   ドジョウの粘液中には乳ガン、白癬に対して
   抑制作用がある活性成分を含有することがあきらかにされた。
出典:《イ医動物薬》


処方:ラード(猪油)、60g(不純物を取り除いた)蒲黄末3g
用法:2味を混ぜ、肛門に塗る。
適用:小児の脱肛に用いる。


処方:白頸ミミズ4匹、白糖 を適量
用法:ミミズを洗浄して搗きつぶし、白糖を加えて、お湯にいれて服用する。
   1日1回。
解説:小児の脱肛に適用する。


処方:豚の下がく骨150g、五味子(ゴミシ:虫コブ)30g
用法:豚の下がく骨を搗きつぶし、水で煎じて服用する。
   1日1剤、1日に3回服用する。
解説:本方は、補気昇陽、収斂回納の功効がある。
   服薬して10~20日前後で、患者の病状は顕著に好転する。
出典:雲南省弥勒県人民医院郭維光先生


処方:胡椒70粒、豚の大腸1節
用法:胡椒を豚の大腸の中にいれて、腸の両端をしばる。加熱してから食べる。
連続して7日間食べる。
注意:生冷のものを飲食しないこと。

出典:黒竜江省伊春市中医院光慧琴先生


処方:ミミズ30匹、黒砂糖3サジ
用法:上記の薬を同時に、お碗の中にいれて、液状になるまで撹拌する。
   液を肛門の脱出部分に塗り付ける。1日3~4回。
解説:蚯蚓(みみず、きゅういん)は、地竜(じりゅう)のことで、
   白頸蚯蚓または縞蚯蚓の全体である。
   伝統的には、内服としては、
   主に熱病壮熱狂繰、驚風痙攣、中風半身不遂等に用いられてきた。
   しかし、今に至るまで、地竜を外用して、
   多くの疾病を治療したとの記載は枚挙にいとまがない。
   地竜の脱肛に対する治療効果は、顕著であるので、特にここに紹介する。
   患者にとって朗報であろう。
出典:《中医薬信息報》

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