火傷に対する虫類薬、動物薬   その2

火傷に対する虫類薬、動物薬   その2

第184回
火傷には、ムカデ

「民間祖伝秘方大全」より
方9:
処方:大蜈蚣(オオムカデ)3匹(生きているのを用いる)
用法:茶油180gにムカデを浸して、この油を取り、
火傷に塗れば、痛みはすぐに止まる。
かつまた、跡が残らない。


13:
処方:河のドブガイの殻。
用法:ドブガイの殻を炭火で焼いたあと、数日間放置する。
研いで細かい粉にし、篩にかける。ビンに入れて保存する。
火傷には、始めに患部に桐の油を鶏の羽根でぬる。
その後、ドブガイの殻の粉をそのうえに敷けば、赤みと炎症がひく。
すでにタダレテいる場合には、お茶(液体)で患部を洗った後、
ドブガイの粉でこすれば、3~6日で効果が出てくる。



23:
処方:茶油120g、 魚の胆汁60g
用法:胆汁を油の内に入れて撹拌して保存しておく。
古くなれば古くなるほど好い。
油が変成して白色になるまで待って、用いれば更に効果的である。
何回も患部に塗布する。
その後治るまで塗り続ける。
出典:福建三明市鄒金林先生の祖伝五代秘方
           
方24:
処方:大鴨毛若干。梅片少しばかり
用法:毛を焼いて灰にし、
それに梅片を研いで細かくしたのをゴマ油に混ぜ、患部に塗る。
注;火傷でただれ水が出ているのに用いる。

方27:
処方:猪の胆を1個、 猪の陰茎を1本
用法:新鮮な豚の胆汁と猪の陰茎を混合して煎じ、
練り状に膏状になるまで煮詰める。
冷たくなってから患部に敷く。毎日1回。
注:猪の胆は薬として始めて記載されたのは、《名医別録》である。
歴代の本草書には頗る多く記載されている。
本方はイ族の民間の験方であって、消炎、生肌、止痛の効能がある。
火傷に対しては、特に効果があり、傷が速くふさがる。
この処方は、漢民族の書には見られない。
出典:イ医動物薬 


28
処方:生石膏、海ヒョウ蛸(カイヒョウショウ:イカの軟骨)各15g、
大梅片1.8g
用法:一緒に研いで研細かい粉にする。
始めに生理食塩水で患部を洗浄する。
その後、上記の薬を胡麻油と混ぜて塗る。
皮膚か潰瘍状になっている場合には、薬の粉を患部にふりかける。
画像

ムカデの写真。
商品としては、このように、竹の板の上に延べてある。
問屋、もちろん日本の漢方問屋、から仕入れたもの。