黄アゲハの幼虫は、胃痛の薬

シャックリ、胃の痛みには、アゲハの幼虫が効く!

第20号
黄アゲハの幼虫は、胃痛の薬

アゲハチョウ科の黄アゲハの幼虫を、生薬名としては、
茴香虫(ういきょうちゅう)といいます。
なるほど、アゲハの幼虫をつつくと、
臭い匂いをだしますが、
茴香(ういきょう)のニオイに、似ていますね。
茴香は、フェンネルfennelで、
中華料理、インド料理などで使われるスパイスです。
  (写真は、ナミアゲハの幼虫です念のため)

「虫類本草」(中国医薬科学技術出版社)には、
以下のように書かれています。
「本草衍義(ほんぞうえんぎ)」に初出
効能効果:胃痛、シャックリ、小腸疝気(センキ:痛み)
用法用量:夏、秋に捕まえ、酒に入れて殺し、
弱火で加熱し乾燥させる。
1〜3匹を煎じて服用する。
または、散剤に入れる。

う〜ん!あの臭いを嗅ぐだけで、
しゃっくりが止まりそうだな、
という感じがしますね。

「動物本草」(中医古籍出版社)によれば、
長春市医院では、「胡蝶素(コチョウソ)」という 
複方スプレー剤を研究製造した。
咽喉炎、気管支炎、結腸炎に対して有効であるという。
また、ある種の炎症に対して、
プレドニゾロン(副腎皮質ホルモン)と同程度の強さの効き目があったという。
また、「動物本草」中には、
いくつかの処方が記載されていますが、
そのうちの一つを紹介します。
「胃の痛み」に
茴香虫(ういきょうちゅう)1g、
丁香(チョウコウ)5g、
仏手(ブッシュ)15g
下の2つ(丁香と仏手)を煎じて、その煎じ液で茴香虫粉を服用する。
出典:「中国動物薬」吉林人民出版社

さて、黄アゲハ以外の
   アゲハチョウ類の幼虫の薬効はどうかというと、見当りません。

ところで、茴香虫を含む 蝶や蛾の幼虫を使った、
   こんな面白い療法が、日本にあります。

「よく効く民間薬」(マキノ出版。村上光太郎先生著)には、
   イモムシ(この場合、蝶や蛾の幼虫)がヒョウソを治すとあります。
若い人には、ヒョウソという言葉がよくわからないでしょう。
早いうちなら、抗生物質で治ってしまいますからね。
今は、昔に比べて大変少なくなっています。
手足の指先の化膿性の炎症をヒョウソと言います。
少しほっておくと、ズキズキと猛烈に痛みます。
そうなると、もうお手上げで、
   外科に行って、患部を切開して、
   膿をとってもらわなくては治りません。

それが、イモムシで簡単に治るとのことです。
東京郊外の伝統療法です。
用法はというと、大きなイモムシを捕まえます。
その体の一端を切り、内蔵を取り出します。
袋状になったイモムシの皮を、患部の指にかぶせる、
という実に簡単な治療法です。
よく効くようです。

この方法は、よく効きそうです。
また、おそらく無害(アレルギー体質の人は別として)でしょうから、
   イザと言う時、試しても良いかも知れませんね。
ただし、自己責任で。


写真は、ナミアゲハの幼虫です。
茴香虫の幼虫ではありませんが、
   形は同じような物なのでのせました。
ヒョウソには使えそうですが。

実は、うちのペット?です。
といっても、ひそかに、アゲハチョウを増やそうと、
店の後ろの植木鉢に、ミカンの木を植えてあるだけです。
毎年、アゲハチョウが飛んできて、卵を生んで行った子の一匹です。
まあ、うちの子だと思って、見ているだけですが。

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